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「ルイ13世」レア・カスク43.8

2004年のある日、私は年1回の検査を行っていました。その時、いつもとは違う樽に気付いたのです。どうしたわけか、この樽のアルコール度数が他のものよりも高く、ルイ13世を特徴づける非常にまれなフレーバーノートが、未だかつてみたことのない表情をまとっていました。


偶然が成せる技でしょうか。私は、慎重にこの特別な樽を別の場所に移し、その熟成の様子を確かめながら4年を過ごしました。私の最初の印象は間違っていませんでした。その特別なアルコール度数と香りは変わらなかったからです。そして私の決断はルイ13世の歴史に前例のないページを記すこととなりました。


私が最初に気付いたその類まれな特徴を、他のルイ13世の樽とは混合せず、スペシャルエディションとしてボトル詰めすることにしたのです。

こうして、ルイ13世レアカスクのファーストエディションが誕生しました。生まれつき科学者気質である私は、もちろん、この類稀な香りを生み出した要素が一体何であるかいろいろ考えてみましが、このコニャックを生み出した条件を再現できないことは分かってます。それでも、ある日、この珍しい出来事に再び出会えると心の奥底で確信しています。そしてレアカスクが従来のルイ13世と一緒に生き続けるであろうと。


一体いつこの新たな発見の機会が訪れるのかは分かりません。やはりアルコール度数はおそらく高くなるでしょう。しかしそれがどの程度なのかわかりません。またきっと素晴らしい味わいになるでしょう。しかしそれがどんな味わいなのかも、予想することはできません。レアカスクは、予測することのできない、自然が生み出した奇跡です。


– ピエレット・トリシェ